2年ぶりに子どもたちを連れて日本へ帰ることが決まりました。
せっかくの夏休み、帰省だけじゃもったいない——ということで、家族旅行も組み込んで「日本でどこへ行こう?」と作戦会議スタート。
すると出てきたのが、最近わが家でブームになっている Fossicking(石拾い・鉱物探し) にかなり寄った希望でした。
今回の大本命は、日本の国石 「翡翠(ヒスイ)」探し。
以前、石好きになってきた子どもたちと妻に「小学館の図鑑NEO 岩石・鉱物・化石」をプレゼントしたのですが、付録のドラえもんDVDに出てきた糸魚川のヒスイが決定打になり……
「拾いに行きたい!」の一言で行き先がほぼ決定しました。
そしてもう一つの軸は、完全に僕の希望。
福井恐竜博物館で化石掘り体験をさせたい!
子どもたちが喜ぶのはもちろん、正直いって僕自身もかなり楽しめそうで、これは外せません。
こうして決まった、
「糸魚川でヒスイ」×「福井で恐竜の化石」 の欲張りルート。まるでブログネタの為の旅行(笑)
こりゃあ絶対に楽しくなる予感しかしません。
唯一の不安は、日程が 7月15日からの6日間 ということ。
梅雨が明けてくれるかどうか……!?
では、
「Family Fossicking 特別編 in Japan」 スタートです!
糸魚川は新潟県の中でも富山県との県境に近く、日本海に面した町です。
今回は子どもたちがまだ新幹線に乗ったことがなかったので、“初新幹線”で行ってきました。
糸魚川は北陸新幹線の停車駅でもあり、妻の実家がある埼玉県の大宮駅からだと所要時間はだいたい1時間40〜50分ほど。
僕自身も新幹線が好きで、乗るのは数十年ぶりだったこともあって、出発から子供達と一緒にテンション爆上げでした(笑)

フォッサマグナミュージアム
小雨のパラつく糸魚川駅に到着。まずは駅で大きい荷物を受託場所に預けて身軽に。
旅は機動力が命です(笑)
そして最初の目的地は、もちろんヒスイ。
「拾う前に、まず本物を生で見て勉強せねば!」ということで向かったのが、フォッサマグナミュージアム。
いわば “ヒスイと日本列島の誕生がわかる、石の博物館” です。
……が、問題発生。
ミュージアム行きのバスまで 1時間以上待ち。
今回ヒスイ拾いに割り当てられた時間は、
- フォッサマグナミュージアム見学後〜宿のチェックインまで
- 翌日、午後3時の福井行き新幹線まで
という、わりとカツカツなスケジュール。
「この1時間、もったいない。ヒスイ拾いの時間が減る!」
ということで、迷いなく タクシー移動 に決定。
目的がハッキリしてると、家族全員の決断が早い(笑)
そして到着したフォッサマグナミュージアムが……
予想以上に面白かった!!
目的だった本物のヒスイは、糸魚川の海岸で実際に拾われたものも多く展示されていて、見れば見るほど見つけられるイメージが出来上がっていきました。
さらに、日本列島の成り立ちや鉱石ができる仕組みまで展示が濃くて、完全に僕のツボ。
本音を言えば 3時間以上は余裕で居られる場所 です。
……が、ここでいつもの“子連れ博物館あるある”。
こっちはじっくり読んで理解を深めたいのに、子どもたちは見て満足するとすぐ次へ次へ進んでしまい、結局こちらの理解が追いつかないまま終了😅
ま、実物のヒスイを見せつけられちゃ、早く拾いに行きたくなって当然か~
でもやっぱりもう少し見ていたかったなあ〜。



糸魚川静岡構造線の断層境目が見られる!



海岸でヒスイ拾い
フォッサマグナミュージアムを早々に後にして、再びタクシーを呼び最寄りの海岸へ移動。
海岸に着くと雨が止んでおり、雲の隙間から少し青空が見え、テンション上がる。
皆で水着に着替え、ヒスイ Noodling 開始!
ヒスイっぽいなぁという石を、みんなちょっとずつ拾い、2時間を過ぎたところで引き上げ宿にチェックインしてこの日は終了。
糸魚川駅に割と近い宿に泊まったので、宿近くや駅周辺を軽く散策したのですが、街が結構静かでした。
特に駅前商店は、ほとんど開いておらず、「新幹線の停車駅なのに。。」と、少し寂しい気持ちに。
僕たちが好きな翡翠でもっとガンガン町起こしして、賑やかになればいいなあ~と、勝手に願うのでした。
2日目は朝9時には宿を出て、昨日とは別の、ローカルバスで15分程行った海岸へ。

昨日もそうでしたが、夏休み直前だからか他に人も無く、のびのびと好きな場所で石拾いが出来ました。
昨日よりも晴れ間も多い良い天気の中、暑くなったら海に入りながら拾ってたので、バテる事も無く、石拾いとビーチを満喫しました。


ちなみに海岸から糸魚川駅への帰りは、ひと駅だけですが、ローカル鉄道で戻りました🚃𓈒𓂂𓏸



ほんの5分くらいの電車旅
ヒスイと神話と地質学
突然ですが、実はこの旅行から帰ってきた後にたまたま、
「火山と断層から見えた神社のはじまり」(蒲池 明弘 著)という本に出会いました。
この本に偶然、糸魚川のヒスイ、ヒスイの女神「奴奈川姫」、奴奈川姫に惚れた出雲大社のオオクニヌシ等が登場し、これらが縄文時代以前にリンクする背景を、地質学的に、特に火山と断層から説明していて、石と歴史すきなパパ達にはとても刺さる内容です。
以下は本からの要点抜粋です:
■ 神話の中の“翡翠の地”
日本神話には、こんな物語があります。
出雲の神
👉 オオクニヌシ
そして、この糸魚川にいたとされる女神
👉 奴奈川姫
この二人は結ばれたと伝えられています。
ここで注目したいのが👇
糸魚川は日本で唯一、翡翠が採れる場所だということ。つまり――
出雲の神がわざわざ訪れたのは
👉 “翡翠のある特別な土地”だった可能性
当時の翡翠は、ただの石ではなく
装飾品・交易品・信仰の対象となるほどの価値がありました。
この神話はもしかすると、
👉 翡翠を通じた古代の交流や文化の記憶なのかもしれません。
■ 三種の神器と糸魚川の意外な関係
日本の三種の神器のひとつ
👉 八尺瓊勾玉
この“勾玉”に使われていた素材は、
👉 翡翠だった可能性が高いと考えられています。
そして重要なポイント👇
日本で翡翠が採れる場所は、ほぼ糸魚川だけ。
つまり――
👉 三種の神器のルーツが、この地にある可能性もあるということ。
ロマンだけでなく、地理的にもかなり現実味のある話です。
■ なぜここに翡翠があるのか?
その答えは地球の仕組みにあります。この辺はフォッサマグナミュージアムで詳しく分かります。
👉 糸魚川静岡構造線
日本列島を縦断する巨大な断層で、
プレートがぶつかり合う特殊な環境が生まれています。
- 高い圧力
- 特殊な鉱物条件
これらが揃うことで、翡翠が形成されます。
つまり糸魚川は👇
👉 神話だけでなく、地質学的にも“特別な場所”
■ 今回探し当てようとした石の正体
糸魚川の海岸で運が良ければ拾える翡翠。
それは単なる石ではなく――
- 縄文人が装飾品として使っていた石
- 古代の交易を支えた石
- 神話の舞台とつながる石
- 三種の神器に使われたかもしれない石
■ ちょっとだけロマンを感じられるかも!?
長くなりましたが、つまるところ、この海岸で拾った(かもしれないw)翡翠は、もしかすると――
数千年前、同じようにここを歩いた人たちや、
神話に語られる存在と同じ景色を見てきた石かもしれない!
そう想像すると、ヒスイ拾いが少しだけ特別な体験になる! かな?
で、結局の成果は!?
気になる石、ヒスイかもしれない石を沢山拾いましたが、本物のヒスイを見分けるのはどうも素人には難しい事を、フォッサマグナミュージアムで学んでいました。
もっと時間が有れば、ヒスイ鑑定をフォッサマグナミュージアムでやってくれるのですが、スケジュールがカツカツなのでそんな時間の余裕もなく、鑑定はとりあえず先送りにしました。
気になる所ではありますが、夢と希望はそのまま残ります。
そんな予想外の結末(笑)

この中に縄文人も大切にしたヒスイはあるのかっ?
ヒスイだけに限らず、ファミリーフォシッキング全般において、拾った石を売り物にする訳では無いので、そこまで見つけた石が本物か否かが重要では無い気がします。
気に入った石を見つけられるか、見つけるまでの過程を楽しんでるかどうかも重要な要素です。
トータルで楽しめたら、また次も行きたくなるので、宝探しトリップは成功って事なのではないですかね✌️
ヒスイが本物かどうか分からないからごまかしてるだけだろー!
はい、スミマセン🙇🙇🙇
では気を取り直して、
「福井県立恐竜博物館・永平寺・川遊び 福井家族旅編【Family Fossicking 特別編 in Japan】」へつづく👇



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